灘中入試 算数 2016 大問1-10

灘中解説コーナー
今回は10問目
非常に難しい問題、というより、解けると見せかけて解けない問題です。
時間をかけさせるという灘の悪意熱意がみてとれます。 
問題はこれ。


今回も問題そのものは算数星人さんからお借りしました。
これ、パッと見解けそうなのですが(メネラウスとかチェバとか使えば)
でも、実は解けないようにできているんですよね…直角がキモなのです。
大事な場所に数字を書き入れましょう。


こうなります。
しかし、これだけでは一切なにも情報なし!
そこでこれに気づくか・・・が勝負!Cを通ってABの平行線を引きます!


こんなんわかんねーよ!
平行線を引いて、ADの延長との交点をGとします。
緑どうしの三角形は相似なので、三角形ABDと三角形GCDは相似です。
ということは3:2です。ここでカッコとしかくの比が一致します。


さて、ここからさらにきついところ。
三角形GFCが二等辺三角形なので、〇は同じ。●と〇はたすと90度になるので、
茶色の反対側にある三角形 も二等辺三角形です。
ということは、
AF:FG=3:4
三角形ABDと三角形GCDが相似なので、AD:DG=3:2
これを比合わせします。


3+4=7と3+2=5の最小公倍数35を使って比をそろえ、AF:FD:DG=15:6:14になります。
よって15分の6倍、つまり5分の2倍です。 

さらに、

これを考えて、四角形CDFEは、三角形ADCの1-(5/7×3/5)=7分の4倍なので、
全体の5分の2×7分の4で35分の8倍になります。 

こんなの4分で以下略。 
そんな灘中生が以下略。 

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