灘の二日目はこんな問題だ!
今回は珍しく2日目をとりあげます。
算数の2日目、2016年の大問1、ままこ立てと呼ばれる問題です。
算数の2日目、2016年の大問1、ままこ立てと呼ばれる問題です。
御存じない方も多いと思いますが、灘中は算数が2日あります。
一日目が答えのみ、だいたい12問くらい。昔は15とかありました。
二日目はもっとハードな問題が並び、5問で近年は安定しています。
これは答えのみではなく、計算・思考過程が必要な問題もあります。
で、これなんですけど…
ちなみに灘の算数は1.2日目、ともに100点満点で60分です。
つまりこれを12分で解きます。
さて、実はこの一問目は比較的とっつきやすい問題でした。
まず、1をカットして2を後ろへ、3をカットして4を後ろへ…としていきますので、
この操作を中二病くさく「operation1」とすると、奇数がなくなり、偶数のみが残ります。
operation1…奇数がなくなり、偶数が残る。回数は2016÷2=1008回
で、1009回目の操作を聞いていますので、最初にある「2」を取り除くことになります。
operation2は、2を取り除いて4を後ろに回し、6を取り除いて8を後ろに回し…なので、
取り除くのは4で割って2余る数、残るのは4の倍数になります。
operation2…4で割って2余る数がなくなり、4の倍数が残る。回数は1008÷2=504回
で、続けて書いてみましょう。
operation3は、4を取り除いて8を後ろに回し、12を取り除いて16を後ろに回し…なので、
取り除くのは8で割って4余る数、残るのは8の倍数になります。
operation3…8で割って4余る数がなくなり、8の倍数が残る。回数は504÷2=252回
規則性が見えてきました。
operation4…16で割って8余る数がなくなり、16の倍数が残る。回数は252÷2=126回
ちなみにここで1000が消えます。1000は1000÷16=62・・・8なので、63回目に消えます。
よって、1008+504+252+63=1827回目です。
operation5…32で割って16余る数がなくなり、32の倍数が残る。回数は126÷2=63回
operation6は注意が必要です。
32,64,96,108,140,172,・・・・1984,・・・・2016が残っています。
ここで、32を取り除いて64を後ろへ、96を取り除いて108を後ろへ…なので、
64で割って32余る数がなくなり、64の倍数が残ります。2016は64で割って32余る数なので、ここで消えます。
これが32回目の操作です。
operation6…64で割って32余る数がなくなり、64の倍数が残る
operation7…128で割って64余る数がなくなり、128の倍数が残る
あとは書き出します。128の倍数なんてそうはないですから。
いやー
厳しい問題ですねえ・・・
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